フィギュア買取ネットで「買取不可」になる主な理由

フィギュア買取ネットが買取不可とする理由には、大きく分けて3つのパターンがあります。これらは、次に販売する際に問題が生じるかどうかという観点から判断されます。

• 【1】再販が極めて困難な状態のフィギュア：破損、欠品、日焼け、カビなど、クリーニングや補修が不可能なほどのダメージがある場合です。
• 【2】公式品ではないフィギュア：版権のない非公式品（海賊版）や、偽物と判別されるフィギュアは法律上の問題から買取不可となります。
• 【3】需要が極端に低いフィギュア：市場価値がほとんどなく、再販しても買い手がつかないと判断されたフィギュアです。例：プライズ品の旧作、食玩、大量生産された景品など。

注意：フィギュア買取ネットは、基本的に「美品」を前提として買取を行っています。そのため、開封済みや箱にダメージがあるだけでも、買取価格が大きく下がったり、買取不可になったりするケースがあります。

【自己診断】買取不可になる状態の具体的なチェックポイント

フィギュアを買取に出す前に、まずは以下のチェックリストでご自身のフィギュアの状態を確認してみましょう。このチェックで問題がなければ、高価買取の可能性も高まります。

1. 箱（パッケージ）の状態

箱はフィギュアの価値を大きく左右します。

• 潰れ・破れ：箱の角が潰れていたり、大きく破れていたりすると減額対象、あるいは買取不可になる場合があります。
• 日焼け・色褪せ：直射日光が当たっていた場合、箱の色が褪せてしまうことがあります。
• 開封済み：未開封品と開封済み品では、査定額に大きな差が出ます。開封済みでも買い取ってもらえますが、未開封ではないことを必ず伝えましょう。

2. フィギュア本体の状態

最も重要なのはフィギュア本体です。

• 破損・欠損：腕、足、髪の毛などのパーツが折れている、ヒビが入っている、あるいは欠けている場合は買取不可の可能性が高いです。
• キズ・汚れ：目立つキズや落ちない汚れがある場合、査定額が下がります。
• ベタつき・カビ：プラスチックやPVC素材は、経年劣化で表面がベタつくことがあります。また、湿気の多い場所に保管しているとカビが生えることもあり、これらは買取不可の大きな要因となります。

査定に出す前に、柔らかい布でホコリを拭き取るだけでも印象が変わります。

3. 付属品・パーツの状態

フィギュアに付属しているパーツは全て揃っていますか？

• 台座・支柱：台座や支柱が欠品している場合、自立できないため買取不可となることがあります。
• 表情パーツ・武器：表情を変える顔パーツや、手に持たせる武器などが欠品している場合も、買取価格が大きく下がります。
• 説明書・保証書：特に高額なフィギュアの場合、これらが揃っているかも重要です。

4. 偽物・海賊版の可能性

近年、特に海外製のフィギュアには偽物（海賊版）が多く出回っています。これらは版権の問題から、いかなる業者も買取することはできません。

• 【見分け方】：箱のロゴが正規品と違う、塗装が雑、パーツの合わせ目が合わない、安価すぎる、といった特徴があります。

購入時の価格や、購入経路（公式サイト、正規販売店以外）にも注意しましょう。

【ケース別】買取不可になりやすいフィギュアの特徴

前述のチェックポイントに加え、以下のようなフィギュアも買取が難しい傾向にあります。

• プライズフィギュアの旧作：クレーンゲームの景品。新作や人気キャラ以外は需要が低く、買取価格が付きにくいです。
• 食玩・ガチャポン：大量生産されており、市場価値がほとんどありません。
• デフォルメフィギュアの一部：ねんどろいどやfigmaなど人気シリーズは高価買取されますが、一部のマイナーなシリーズは需要が低いです。
• 未開封品でも経年劣化が激しいもの：箱のテープが二重貼りになっている、箱に明らかにダメージがある、といった場合は再販が難しいため買取不可となることがあります。

なぜ他社なら売れる？フィギュア買取ネットで買取不可でも売る方法

フィギュア買取ネットで買取不可でも、諦めるのはまだ早いです。別の買取業者に査定を依頼することで、買い取ってもらえる可能性は十分にあります。

【理由1】買取基準が異なるから

各買取業者にはそれぞれ独自の買取基準があります。フィギュア買取ネットが「再販不可」と判断したフィギュアでも、他社では「ジャンク品」として査定してくれることがあります。
例：破損や欠品があるフィギュアでも、パーツ取り目的で買い取ってもらえる可能性があります。

【理由2】専門ジャンルが異なるから

買取業者にはそれぞれ得意なジャンルがあります。フィギュア買取ネットが美少女系フィギュアに強い一方で、特撮やロボット、アメコミ系のフィギュアにはあまり力を入れていない可能性があります。
あなたのフィギュアが特定のジャンルに属しているなら、そのジャンルに特化した買取業者に依頼することで、より高い評価を得られるでしょう。

フィギュア買取ネットの他に検討すべき買取業者3選

フィギュア買取ネットで買取不可だった場合でも、買取実績が豊富で信頼性の高い以下の業者に査定を依頼してみましょう。

これらの業者は、それぞれ異なる強みを持っています。自分の売りたいフィギュアに合った業者を選ぶことが、高価買取への近道です。

買取不可だったフィギュアを処分する最終手段

残念ながらどの業者でも買取不可になってしまった場合は、以下の方法を検討してみましょう。

1. フリマアプリ・オークションサイト

ヤフオクやメルカリといったフリマアプリでは、買取業者では値段がつかないようなフィギュアでも、欲しい人が見つかれば売れる可能性があります。

• メリット：自分の希望価格で売れる、買取不可のフィギュアでも売れる可能性がある。
• デメリット：出品や発送の手間がかかる、送料や手数料がかかる。

2. 寄付・譲渡

NPO法人などを通じてフィギュアを寄付する方法もあります。寄付されたフィギュアは、途上国の子供たちへの支援や、チャリティーイベントでの販売に役立てられます。

• メリット：社会貢献になる、手間なく処分できる。
• デメリット：金銭的な見返りはない。

3. 地方自治体のルールに沿った処分

どうしても売れない、寄付も難しい場合は、地方自治体のルールに沿って処分することになります。プラスチック製品として、可燃ごみまたは不燃ごみとして出すのが一般的です。

まとめ：まずは買取基準をチェック、そして次のステップへ

フィギュア買取ネットで「買取不可」と判定されたとしても、決して諦める必要はありません。
まずは、この記事で紹介したチェックリストでご自身のフィギュアの状態を確認し、なぜ買取不可になったのかを理解することが大切です。その上で、フィギュア買取ネットで買取不可になったフィギュアでも売れる可能性のある他社サービスを検討してみてください。
あなたのフィギュアが、次に大切にしてくれる人の手に渡ることを願っています。